グラフィックデザイナー向けPC 快適作業を実現する構成とは?

目次

グラフィックデザイナーに必要なPCスペックの考え方

グラフィックデザイナーに必要なPCスペックの考え方

作業内容で変わる要求性能

グラフィックデザイナーのPC選びは、扱うソフトウェアと作業内容によって大きく変わってきます。

Photoshopで写真のレタッチや合成を中心に行うのか、Illustratorでベクターデータを扱うのか、あるいはAfter Effectsで動画編集まで手がけるのかで、必要なスペックは全く異なるのです。

私がこれまで多くのデザイナーの方々と話をしてきた経験から言えるのは、CPUとメモリ、そしてストレージの3つが快適な作業環境を左右する最重要パーツだということ。

グラフィックボードについては、3Dレンダリングや動画編集を行わない限り、ミドルクラスで十分に対応できることが分かっています。

予算配分の黄金比率

デザイナー向けPCの予算配分で私が推奨するのは、CPU 35%、メモリ 20%、ストレージ 15%、グラフィックボード 20%、その他 10%という比率。

この配分により、Adobe Creative Cloudの各種ソフトウェアをストレスなく動作させることができるでしょう。

ただし、動画編集やモーショングラフィックスを頻繁に扱う方は、グラフィックボードの比率を30%まで引き上げ、その分をストレージから削る調整が必要になります。

予算総額が20万円なのか、30万円なのか、それとも50万円以上かけられるのかによって、選択肢がいくつもあります。

CPUの選び方と推奨モデル

CPUの選び方と推奨モデル

IntelとAMDどちらを選ぶべきか

デザイン作業においてCPUは最も重要なパーツ。

Adobe製品はマルチコア性能を活かせる設計になっているため、コア数とスレッド数が多いモデルを選ぶことが快適性に直結します

現在の選択肢として、Intel Core Ultraシリーズか、AMD Ryzen 9000シリーズの2択になるわけですが、どちらも優れた性能を持っています。

Intel Core Ultra 7 265Kは、Lion CoveとSkymontのハイブリッドアーキテクチャにより、シングルスレッド性能とマルチスレッド性能のバランスが取れており、Photoshopのフィルター処理やIllustratorの複雑なパス計算でも快適に動作することが分かっています。

一方、AMD Ryzen 7 9700XはZen5アーキテクチャの恩恵で電力効率が良く、長時間の作業でも発熱を抑えられるメリットがあるのです。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
(マルチ)
Cineスコア
(シングル)
公式URL 価格com
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43472 2466 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 43223 2269 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42245 2260 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41531 2358 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38974 2078 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38897 2049 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37651 2356 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37651 2356 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 36006 2198 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35864 2235 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 34097 2209 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 33230 2238 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32859 2102 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32747 2194 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29546 2040 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28825 2157 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28825 2157 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25704 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25704 2176 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23317 2213 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23305 2092 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 21063 1860 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19700 1938 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17908 1817 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16206 1778 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15441 1982 公式 価格

予算別の推奨CPU

予算20万円クラスのPCを組むなら、Core Ultra 5 235FかRyzen 5 9600が現実的な選択肢。

これらのCPUでも、Photoshopで4K解像度の画像を扱ったり、Illustratorで複数のアートボードを開いて作業したりする程度なら、充分な性能を発揮してくれます。

予算30万円クラスになると、Core Ultra 7 265KFかRyzen 7 9700Xを選びたいところ。

この価格帯のCPUを搭載すれば、After Effectsでのプレビュー生成やPremiere Proでのエンコード作業も実用的な速度で処理できるようになり、作業効率が大幅に向上するでしょう。

予算50万円以上かけられるなら、Core Ultra 9 285KかRyzen 9 9950Xを検討する価値があります。

特に3Dグラフィックスやモーショングラフィックスを扱う方、Cinema 4DやBlenderを使用する方には、これらのハイエンドCPUが持つ圧倒的なマルチスレッド性能が作業時間の短縮に貢献してくれるはずです。

予算帯 Intel推奨モデル AMD推奨モデル 適した作業内容
20万円クラス Core Ultra 5 235F Ryzen 5 9600 写真レタッチ、ロゴデザイン、簡単なレイアウト作業
30万円クラス Core Ultra 7 265KF Ryzen 7 9700X 複雑な合成作業、動画編集、複数ソフト同時起動
50万円以上 Core Ultra 9 285K Ryzen 9 9950X 3Dレンダリング、4K動画編集、大規模プロジェクト

NPU搭載による新しい可能性

Core Ultraシリーズに搭載されたNPUは、AI処理を効率的に行える新機能。

Adobe Senseiなどのクラウドベースではなく、ローカルでAI処理を実行できるため、プライバシーを重視する案件でも安心して使えるメリットがあります。

Photoshopの被写体選択やコンテンツに応じた塗りつぶしなど、AI機能を多用する方にとっては、NPUの存在が作業効率を底上げしてくれるでしょう。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R62Y

パソコンショップSEVEN ZEFT R62Y
【ZEFT R62Y スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9070XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R62Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HJ

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HJ
【ZEFT Z55HJ スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5080 (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HJ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60TI

パソコンショップSEVEN ZEFT R60TI
【ZEFT R60TI スペック】
CPUAMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースFractal Design Pop XL Air RGB TG
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60TI

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54AP

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54AP
【ZEFT Z54AP スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54AP

メモリ容量と速度の最適解

メモリ容量と速度の最適解

32GBが新しいスタンダード

グラフィックデザイン用途では、メモリ容量が作業の快適性を大きく左右します。

数年前まで16GBあれば充分とされていましたが、Adobe製品のアップデートにより要求メモリ量が増加し、現在では32GBが快適に作業できる最低ラインになっていると考えてよいでしょう。

Photoshopで複数の高解像度画像を開きながら、Illustratorでパッケージデザインを作成し、さらにブラウザで参考資料を表示するといった、実際のデザイン業務で発生する複数ソフトの同時使用を想定すると、16GBではメモリ不足に陥ってしまいますよね。

スワップが発生するとストレージへのアクセスが頻発し、作業が著しく遅くなってしまうのです。

64GBを選ぶべき人の条件

動画編集やモーショングラフィックスを扱う方、After Effectsで複雑なコンポジションを作成する方、Cinema 4Dなどの3Dソフトウェアを使用する方には、64GBのメモリ搭載をおすすめします。

特にAfter Effectsはメモリを大量に消費するソフトウェアとして知られており、プレビュー用のRAMキャッシュを確保するためにも、大容量メモリが必要になるのです。

また、仮想マシンを使用してWindows環境とmacOS環境を切り替えながら作業する方や、大規模なInDesignドキュメントを扱う方も、64GBあれば安心して作業できるでしょう。

正直、ここまでメモリを積んでおけば、今後数年間はメモリ不足に悩まされることはないと予想しています。

DDR5メモリの速度について

現在のメインストリームはDDR5-5600規格。

Intel Core UltraシリーズもAMD Ryzen 9000シリーズも、この規格に最適化されています。

より高速なDDR5-6000やDDR5-6400といった規格も存在しますが、グラフィックデザイン用途においては、速度よりも容量を優先した方が実用的な性能向上を体感できることが分かっています。

メモリの速度が作業速度に与える影響は、ゲーミング用途ほど大きくありません。

DDR5-5600の32GBと、DDR5-6400の32GBを比較した場合、体感できる差はほとんどないでしょう。

それよりも、DDR5-5600の64GBを選んだ方が、実際の作業では快適性が向上するはずです。

メモリ容量 適した作業内容 推奨構成
16GB 簡単な写真編集、ロゴデザイン、Web用グラフィック作成 DDR5-5600 16GB (8GB×2)
32GB 本格的な写真編集、印刷物デザイン、軽めの動画編集 DDR5-5600 32GB (16GB×2)
64GB 動画編集、3Dグラフィックス、複雑な合成作業 DDR5-5600 64GB (32GB×2)


ストレージ構成の戦略

ストレージ構成の戦略

システムドライブは高速SSDを

ストレージ選びで最も重要なのは、システムドライブに高速なSSDを配置すること。

Adobe製品の起動速度、プロジェクトファイルの読み込み速度、フィルター処理の速度など、あらゆる場面でストレージの速度が影響してきます。

PCIe Gen.4 SSDの1TBモデルをシステムドライブとして使用するのが、コストパフォーマンスと性能のバランスが取れた選択といえるでしょう。

PCIe Gen.5 SSDは確かに最大14,000MB/s超という驚異的な速度を実現していますが、発熱が非常に高く、大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になってしまいます。

価格も高額なため、グラフィックデザイン用途では、まだGen.4 SSDで充分な性能が得られるのです。

データドライブの容量設計

作業データを保存するデータドライブには、2TB以上の容量を確保したいところ。

写真素材、フォントファイル、過去のプロジェクトファイルなど、デザイナーが保管すべきデータは年々増加していきますよね。

システムドライブとは別に、データ専用のドライブを用意することで、OSの再インストールやシステムトラブルが発生した際にも、大切な作業データを守ることができます。

私の推奨構成は、システムドライブにPCIe Gen.4 SSDの1TB、データドライブにPCIe Gen.4 SSDの2TBという組み合わせ。

この構成なら、OSとアプリケーションの高速起動と、充分なデータ保存領域を両立できるでしょう。

予算に余裕があれば、データドライブを4TBに拡張するのも効果的です。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R65WH

パソコンショップSEVEN ZEFT R65WH
【ZEFT R65WH スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H9 FLOW RGB ホワイト
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ NZXT製 水冷CPUクーラー Kraken Plus 360 RGB White
マザーボードAMD X870 チップセット ASRock製 X870 Steel Legend WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT R65WH

パソコンショップSEVEN ZEFT R63E

パソコンショップSEVEN ZEFT R63E
【ZEFT R63E スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT R63E

パソコンショップSEVEN ZEFT R65G

パソコンショップSEVEN ZEFT R65G
【ZEFT R65G スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5080 (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースDeepCool CH510 ブラック
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II Black
マザーボードintel Z890 チップセット ASRock製 Z890 Steel Legend WiFi
電源ユニット1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (アスロック製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT R65G

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EO

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EO
【ZEFT Z55EO スペック】
CPUIntel Core i9 14900F 24コア/32スレッド 5.40GHz(ブースト)/2.00GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7400Gbps/7000Gbps Crucial製)
SSD SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7400Gbps/7000Gbps Crucial製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EO

バックアップ戦略も忘れずに

ストレージ構成を考える際、バックアップ戦略も同時に検討する必要があります。

外付けSSDやNAS、クラウドストレージなど、複数のバックアップ手段を用意しておくことで、データ損失のリスクを最小限に抑えられるのです。

特にクライアントワークを行っているプロのデザイナーにとって、データ損失は信頼を失う重大な事態。

BTOパソコンを選ぶ際は、WDやCrucial、キオクシアといった信頼性の高いメーカーのSSDを選択できるショップを選ぶことをおすすめします。

安価な無名メーカーのSSDは、初期不良率が高かったり、耐久性に問題があったりする場合もありますから、メーカー選びは慎重に行いたいですね。

グラフィックボードの選定基準

グラフィックボードの選定基準

デザイン作業に本当に必要な性能とは

グラフィックボード選びで多くの方が迷うポイントが、どこまでの性能が必要なのかという点。

結論から言えば、純粋なグラフィックデザイン作業(Photoshop、Illustrator、InDesign中心)であれば、GeForce RTX5060TiかRadeon RX 9060XTで充分な性能を得られます

これらのミドルクラスGPUでも、Photoshopのフィルター処理でGPU加速が効きますし、Illustratorの複雑なベクターデータ表示も滑らかに行えるのです。

4Kモニターを使用している場合でも、これらのGPUなら快適に作業できるでしょう。

動画編集者が選ぶべきGPU

After EffectsやPremiere Proを頻繁に使用する方、DaVinci Resolveでカラーグレーディングを行う方には、より上位のGPUが必要になります。

GeForce RTX5070TiかRadeon RX 9070XTを選ぶことで、レンダリング時間の短縮とリアルタイムプレビューの快適性が大幅に向上するはずです。

特にAfter Effectsは、GPUを活用したエフェクトが多数用意されており、高性能なGPUを搭載することで作業効率が劇的に改善されることが分かっています。

4K動画の編集や、複数のエフェクトを重ねた複雑なコンポジションを扱う場合、GPU性能が作業時間に直結してくるのです。

VRAMの重要性

グラフィックボードを選ぶ際、GPU性能だけでなくVRAM容量にも注目する必要があります。

4K解像度での作業や、大量のレイヤーを持つPSDファイルを扱う場合、VRAM容量が不足するとパフォーマンスが低下してしまいますよね。

GeForce RTX5060TiやRTX5070Tiは充分なVRAM容量を搭載しているため、一般的なデザイン作業で容量不足に陥ることはないでしょう。

3Dレンダリングを行う方や、8K動画編集を視野に入れている方は、より大容量のVRAMを搭載したRTX5080やRTX5090を検討する価値があります。

ただし、これらのハイエンドGPUは価格も高額になるため、本当に必要な性能なのかを見極めることが重要。

作業内容 推奨GPU(NVIDIA) 推奨GPU(AMD) VRAM容量
写真編集、ロゴデザイン、DTP GeForce RTX5060Ti Radeon RX 9060XT 8GB以上
動画編集、モーショングラフィックス GeForce RTX5070Ti Radeon RX 9070XT 12GB以上
3Dレンダリング、8K動画編集 GeForce RTX5080 Radeon RX 9070XT 16GB以上

NVIDIAとAMDの選択

デザイン用途においては、Adobe製品との相性を考えるとNVIDIA GeForceシリーズに軍配が上がります。

Adobe製品の多くがCUDAに最適化されており、GeForceシリーズの方が安定した性能を発揮する傾向にあるのです。

一方、Radeon RXシリーズはコストパフォーマンスに優れており、予算を抑えたい方には魅力的な選択肢。

DaVinci ResolveやBlenderなど、OpenCLやVulkanに対応したソフトウェアを主に使用する方であれば、Radeon RXシリーズも充分に検討する価値があるでしょう。

FSR 4による機械学習ベースのアップスケーリング技術も、今後のクリエイティブワークで活用される可能性を秘めています。


モニター環境の重要性

モニター環境の重要性

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XE

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XE
【ZEFT Z55XE スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5080 (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel Z890 チップセット ASRock製 Z890 Steel Legend WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XE

パソコンショップSEVEN ZEFT R60SF

パソコンショップSEVEN ZEFT R60SF
【ZEFT R60SF スペック】
CPUAMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT R60SF

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IY

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IY
【ZEFT Z55IY スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5080 (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IY

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GN

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GN
【ZEFT R60GN スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P10 FLUX
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
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パソコンショップSEVEN ZEFT R60GN

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55GS

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55GS
【ZEFT Z55GS スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P10 FLUX
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z55GS

色域カバー率が作品の質を決める

グラフィックデザイナーにとって、PC本体のスペックと同じくらい重要なのがモニター選び。

どれだけ高性能なPCを用意しても、モニターの色再現性が低ければ、正確な色彩表現ができません。

最低でもsRGBカバー率99%以上、できればAdobe RGBカバー率95%以上のモニターを選ぶことが、プロフェッショナルな作品制作には不可欠なのです。

印刷物のデザインを行う方は、Adobe RGBに対応したモニターが必須。

Web用のデザインのみを扱う方でも、sRGB完全カバーのモニターを使用することで、クライアントの環境でどのように表示されるかを正確に把握できるようになります。

解像度とサイズのバランス

モニターサイズは27インチのWQHD(2560×1440)か、4K(3840×2160)が作業効率と視認性のバランスが良いでしょう。

24インチのフルHDでは、Photoshopのパネルやツールバーを表示すると作業領域が狭くなってしまいますし、32インチ以上になると首を動かす範囲が広がり、長時間作業での疲労が増してしまいますよね。

4Kモニターを選ぶ場合、前述のGPU性能が重要になってきます。

GeForce RTX5060Ti以上のGPUであれば、4K解像度でも快適に作業できるはずです。

ただし、4K表示ではテキストやアイコンが小さくなりすぎる場合があるため、OSのスケーリング機能を適切に設定する必要があります。

デュアルモニター構成の効果

作業効率を最大化するなら、デュアルモニター構成がおすすめ。

メインモニターで作業を行い、サブモニターで参考資料やカラーパレット、レイヤーパネルなどを表示することで、画面の切り替え回数が減り、集中力を維持しながら作業できるのです。

私自身、デュアルモニター環境に移行してから、作業効率が30%以上向上したと実感しています。

特にIllustratorでの作業では、メインモニターにアートボードを表示し、サブモニターにレイヤーパネルとスウォッチパネルを配置することで、マウスの移動距離が大幅に減少し、作業がスムーズになりました。

冷却システムの選択

冷却システムの選択

空冷と水冷の使い分け

CPUクーラー選びは、静音性と冷却性能のバランスを考える必要があります。

Core Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、前世代と比較して発熱が抑えられているため、高品質な空冷CPUクーラーでも充分に冷却できるようになっています。

DEEPCOOLやNoctuaの大型空冷クーラーは、静音性と冷却性能を高いレベルで両立しており、デザイン作業中の集中を妨げることがありません。

一方、水冷CPUクーラーは冷却性能では空冷を上回りますが、ポンプの動作音が気になる場合もあるため、静音性を最優先する方は慎重に選ぶべきでしょう。

ケースのエアフロー設計

PCケース選びでは、エアフロー性能とデザイン性の両立が理想的。

最近人気のピラーレスケースは、2面または3面が強化ガラスで覆われており、内部が美しく見える一方で、エアフローの確保には工夫が必要になります。

NZXTやLian Liのピラーレスケースは、見た目の美しさと実用性を両立した設計になっており、デザイナーの作業空間にも馴染むでしょう。

木製パネルを使用したFractal DesignやCorsairのケースは、落ち着いた雰囲気を演出でき、オフィスや自宅の作業スペースに高級感をもたらしてくれます。

ケースは長期間使用するパーツですから、性能だけでなく、毎日目にするデザインにもこだわりたいですね。

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンのメリット

グラフィックデザイナー向けPCを用意する方法として、BTOパソコンの購入と自作PCの2つの選択肢があります。

BTOパソコンの最大のメリットは、パーツの相性問題を気にせず、保証付きで安心して使用できる点。

特にPC組み立ての経験がない方や、トラブル対応に時間を割きたくない方には、BTOパソコンがおすすめです。

また、BTOパソコンショップでは、WDやCrucial、キオクシアといった信頼性の高いメーカーのSSDを選択できたり、DEEPCOOLやNoctuaのCPUクーラーを指定できたりするため、品質の高いパーツで構成されたPCを手に入れることができます。

初期不良が発生した場合も、ショップが対応してくれるため、自分で原因を特定する手間がかかりません。

自作PCの魅力

一方、自作PCの魅力は、細部まで自分好みにカスタマイズできる自由度の高さ。

ケースやCPUクーラー、ファンの色やデザインまで、すべて自分で選択できるため、世界に一つだけのPCを作り上げる楽しさがあります。

また、将来的なアップグレードも容易で、GPUだけを交換したり、メモリを増設したりといった拡張が自由に行えるのです。

ただし、自作PCにはパーツ選定の知識や組み立てのスキルが必要になります。

初めて自作に挑戦する方は、パーツの相性問題やBIOSの設定でつまずく可能性もあるため、ある程度の学習時間を確保する覚悟が必要でしょう。

コストパフォーマンスの比較

価格面では、自作PCの方が若干安く仕上がる傾向にありますが、その差は以前ほど大きくありません。

BTOパソコンショップも競争が激しく、パーツを大量仕入れすることでコストを抑えているため、自作PCとの価格差は1〜2万円程度に収まることが多いのです。

この価格差を、保証やサポート、組み立ての手間に対する対価と考えれば、BTOパソコンのコストパフォーマンスは決して悪くないといえます。

時間をお金で買うという考え方をすれば、BTOパソコンは合理的な選択。

一方、PC組み立ての過程そのものを楽しみたい方や、細部までこだわりたい方には、自作PCが向いているでしょう。

予算別の推奨構成

予算別の推奨構成

20万円で組む実用的な構成

予算20万円でグラフィックデザイナー向けPCを組む場合、以下のような構成が現実的です。

CPUにCore Ultra 5 235FかRyzen 5 9600を選び、メモリは32GB、ストレージはPCIe Gen.4 SSDの1TB、GPUはGeForce RTX5060Tiという組み合わせ。

この構成でも、Photoshopでの写真編集やIllustratorでのロゴデザイン、InDesignでのレイアウト作業は快適に行えます。

モニターは予算に含めるか別途用意するかで変わってきますが、PC本体に20万円を投じるなら、上記の構成が最もバランスが取れているでしょう。

動画編集を本格的に行わない限り、この構成で数年間は不満なく使用できるはずです。

30万円で組むバランス重視の構成

予算30万円になると、選択肢が大きく広がります。

CPUをCore Ultra 7 265KFかRyzen 7 9700Xにアップグレードし、メモリは32GBのまま、ストレージをシステム用1TB+データ用2TBの2ドライブ構成に、GPUをGeForce RTX5070Tiに強化できるでしょう。

この構成なら、After Effectsでのモーショングラフィックス制作や、Premiere Proでの4K動画編集も実用的な速度で処理できます。

複数のAdobe製品を同時に起動しながら作業する場合でも、メモリ不足に陥ることはほとんどないでしょう。

50万円以上で組むプロフェッショナル構成

予算50万円以上かけられるなら、妥協のない最高の環境を構築できます。

CPUはCore Ultra 9 285KかRyzen 9 9950X、メモリは64GB、ストレージはシステム用2TB+データ用4TBの2ドライブ構成、GPUはGeForce RTX5080という、現時点で最高クラスの構成が実現可能です。

この構成であれば、Cinema 4Dでの3Dレンダリング、DaVinci Resolveでの8K動画編集、複雑なAfter Effectsプロジェクトなど、あらゆるクリエイティブワークを最高の環境で行えるでしょう。

プロとして活動しており、時間をお金で買うという考え方ができる方には、この投資は充分に価値があるはずです。

予算帯 CPU メモリ ストレージ GPU 適した用途
20万円 Core Ultra 5 235F / Ryzen 5 9600 32GB 1TB RTX5060Ti 写真編集、DTP、Webデザイン
30万円 Core Ultra 7 265KF / Ryzen 7 9700X 32GB 1TB + 2TB RTX5070Ti 動画編集、モーショングラフィックス
50万円以上 Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X 64GB 2TB + 4TB RTX5080 3Dレンダリング、8K動画編集

周辺機器の選定

周辺機器の選定

入力デバイスの重要性

PC本体の性能が高くても、入力デバイスが使いにくければ作業効率は低下してしまいます。

マウスは、ロジクールのMX Master 3Sのような、多ボタンで精密な操作が可能なモデルがデザイナーに人気。

カスタマイズ可能なボタンに、よく使う機能を割り当てることで、作業効率が大幅に向上するのです。

ペンタブレットは、写真のレタッチやイラスト制作を行う方には必須のツール。

Wacom Intuos ProやXP-Penの液晶ペンタブレットなど、予算と用途に応じて選択肢がいくつもあります。

筆圧感知レベルや読み取り精度が高いモデルを選ぶことで、紙に描くような自然な描画感覚を得られるでしょう。

カラーマネジメントツール

プロフェッショナルなデザイン業務を行うなら、カラーマネジメントツールの導入も検討すべき。

X-Rite i1Display ProやDatacolor SpyderXといったキャリブレーションツールを使用することで、モニターの色を正確に調整でき、印刷結果とモニター表示の色差を最小限に抑えられます。

特に印刷物のデザインを行う方にとって、色の正確性は作品の質を左右する重要な要素。

キャリブレーションを定期的に行うことで、常に正確な色で作業できる環境を維持できるのです。

外部ストレージとバックアップ

作業データのバックアップには、外付けSSDやNASの活用が効果的。

Samsung T7やSanDisk Extreme Proといった高速な外付けSSDは、大容量のプロジェクトファイルを素早くバックアップできます。

また、SynologyやQNAPのNASを導入すれば、自動バックアップの設定により、作業データを常に安全に保管できるでしょう。

クラウドストレージも併用することで、さらに安全性が高まります。

Adobe Creative Cloudのストレージ、Google Drive、Dropboxなど、複数のクラウドサービスを使い分けることで、データ損失のリスクを限りなくゼロに近づけられるのです。

ソフトウェアとの相性

ソフトウェアとの相性

Adobe Creative Cloudの動作要件

Adobe Creative Cloudの各種ソフトウェアは、年々要求スペックが上がっています。

Photoshopの最新版では、8GBのRAMが最低要件とされていますが、実際に快適に使用するには32GB以上が必要。

Premiere ProやAfter Effectsに至っては、64GBのRAMを推奨しているほどです。

GPUに関しても、Adobe製品の多くがGPU加速に対応しており、対応GPUを搭載することで処理速度が大幅に向上します。

特にPremiere ProのMercury Playback EngineやAfter EffectsのRay-traced 3Dレンダラーは、高性能なGPUの恩恵を大きく受けるため、動画編集を行う方はGPU選びが重要になってくるのです。

その他のデザインソフトウェア

Affinity PhotoやAffinity Designer、Affinity Publisherといった、Adobe製品の代替ソフトウェアも人気が高まっています。

これらのソフトウェアは買い切り型で、サブスクリプション費用がかからないメリットがある一方、Adobe製品ほどGPU最適化が進んでいない面もあります。

Blenderのような3Dソフトウェアは、CPUとGPUの両方を活用したレンダリングが可能で、高性能なパーツを搭載するほど恩恵を受けられます。

Cyclesレンダラーは、NVIDIA OptiXに対応しており、GeForce RTXシリーズのレイトレーシング性能を活かした高速レンダリングが可能なのです。

長期的な視点でのPC選び

長期的な視点でのPC選び

拡張性を考慮した構成

PCを購入する際は、将来的なアップグレードの可能性も考慮すべき。

メモリスロットに空きがあれば、後からメモリを増設できますし、M.2スロットが複数あれば、ストレージの追加も容易です。

BTOパソコンを選ぶ際は、マザーボードの仕様を確認し、拡張性の高いモデルを選ぶことをおすすめします。

GPUの交換も、将来的なアップグレードの選択肢として有効。

電源ユニットに充分な容量があれば、より高性能なGPUへの換装が可能になります。

最初から大容量の電源ユニット(750W以上)を選んでおくことで、将来の選択肢が広がるでしょう。

保証とサポートの重要性

プロとしてデザイン業務を行っている方にとって、PCのダウンタイムは収入に直結する重大な問題。

BTOパソコンを選ぶ際は、保証期間の長さやサポート体制も重要な選択基準になります。

3年保証や、オンサイト修理サービスを提供しているショップを選ぶことで、万が一のトラブル時にも迅速に対応してもらえるのです。

自作PCの場合は、各パーツのメーカー保証を個別に確認する必要があります。

CPUやGPUは通常3年保証がついていますが、マザーボードやメモリは1年保証のものもあるため、購入前に確認しておきたいですね。

技術の進化と買い替えタイミング

PC技術は日々進化しており、3〜5年で大きな性能向上が見られます。

ただし、グラフィックデザイン用途では、ゲーミングPCほど頻繁な買い替えは必要ありません。

適切なスペックのPCを選べば、5年程度は快適に使用できるでしょう。

買い替えのタイミングは、使用しているソフトウェアの要求スペックが現在のPCでは満たせなくなったときや、作業効率の低下を感じたとき。

無理に最新モデルを追いかける必要はなく、自分の作業内容に必要な性能が得られているかを基準に判断すればよいのです。

実際の作業フローでの性能検証

実際の作業フローでの性能検証

Photoshopでの実用性能

Photoshopでの作業において、CPUとメモリが最も重要なパーツになります。

高解像度の写真を複数レイヤーで合成する場合、32GBのメモリがあれば、ほとんどの作業でメモリ不足に陥ることはありません。

フィルター処理の速度は、CPUのシングルスレッド性能とマルチスレッド性能の両方が影響するため、Core Ultra 7やRyzen 7クラスのCPUを選ぶことで、快適な作業環境が得られるでしょう。

GPUは、ぼかしギャラリーやニューラルフィルターなど、GPU加速に対応したフィルターを使用する際に効果を発揮します。

GeForce RTX5060Ti以上のGPUであれば、これらのフィルターも実用的な速度で処理できるはずです。

Illustratorでのパフォーマンス

Illustratorは、複雑なベクターデータを扱う際にCPU性能が重要になります。

特に、多数のアンカーポイントを持つパスや、複雑なグラデーションメッシュを使用した作品では、CPUの処理能力が作業の快適性に直結するのです。

メモリに関しては、16GBでも軽い作業なら問題ありませんが、複数のアートボードを使用したり、大量のリンク画像を配置したりする場合は、32GBあると安心でしょう。

GPUは、Illustratorではそれほど重要ではありませんが、プレビュー表示の滑らかさには影響します。

統合GPUでも基本的な作業は可能ですが、専用GPUを搭載することで、より快適な表示が得られるのです。

After Effectsでの処理速度

After Effectsは、Adobe製品の中でも特に高いスペックを要求するソフトウェア。

CPUのマルチスレッド性能、大容量のメモリ、高性能なGPUのすべてが重要になります。

プレビュー生成やレンダリングでは、CPUのコア数が多いほど処理時間が短縮されるため、Core Ultra 9やRyzen 9といったハイエンドCPUの投資価値が高いのです。

メモリは64GB以上を推奨。

RAMプレビューを快適に使用するには、大容量のメモリが不可欠です。

GPUに関しては、GeForce RTX5070Ti以上を選ぶことで、GPU加速に対応したエフェクトやプラグインを快適に使用できるでしょう。

作業環境の最適化

作業環境の最適化

デスク周りのレイアウト

PC本体の性能だけでなく、作業環境全体の最適化も重要。

モニターの高さは、目線がやや下向きになる位置に調整することで、首や肩への負担を軽減できます。

キーボードとマウスの配置も、肘が90度になる高さに調整することで、長時間作業での疲労を抑えられるのです。

照明環境も見落とせないポイント。

モニターに直接光が当たらないよう、間接照明を使用することで、目の疲れを軽減できます。

色温度5000K〜6500Kの照明を使用することで、正確な色判断が可能になるでしょう。

室温と湿度の管理

PCの性能を最大限に引き出すには、適切な室温管理も必要。

室温が高すぎると、PC内部の温度が上昇し、CPUやGPUがサーマルスロットリングを起こして性能が低下してしまいますよね。

エアコンを使用して室温を22〜26度に保つことで、PCの性能を安定して維持できます。

湿度も重要な要素。

湿度が低すぎると静電気が発生しやすくなり、PC内部のパーツに悪影響を与える可能性があります。

加湿器を使用して湿度を40〜60%に保つことで、静電気のリスクを軽減できるでしょう。

よくある質問

よくある質問

MacとWindowsどちらを選ぶべきか

グラフィックデザイナーの間では、長年MacとWindowsのどちらを選ぶべきかという議論が続いています。

かつてはMacがデザイン業界の標準とされていましたが、現在ではWindowsでも同等の作業環境を構築できるようになっています。

Adobe Creative CloudはMacとWindowsの両方で同じ機能を提供しており、OSによる機能差はほとんどありません。

Windowsの利点は、同じ予算でより高性能なハードウェアを選択できる点と、カスタマイズの自由度が高い点です。

一方、Macの利点は、ハードウェアとソフトウェアの統合による安定性と、Appleのエコシステムとの連携です。

結局のところ、既に使い慣れているOSを選ぶのが最も効率的でしょう。

ノートPCとデスクトップPCどちらが良いか

作業場所が固定されているなら、デスクトップPCを選ぶことをおすすめします。

同じ予算であれば、デスクトップPCの方が高性能なパーツを搭載でき、冷却性能も優れているため、長時間の作業でも安定したパフォーマンスを維持できるのです。

また、将来的なアップグレードも容易で、メモリやストレージ、GPUの交換が自由に行えます。

一方、外出先での作業が多い方や、クライアント先でプレゼンテーションを行う機会が多い方には、ハイスペックなノートPCが適しているでしょう。

ただし、ノートPCは冷却性能に限界があるため、長時間の重い処理を行う際は、デスクトップPCに劣る面があることを理解しておく必要があります。

中古PCや型落ちモデルは選択肢になるか

予算を抑えたい気持ちは理解できますが、グラフィックデザイン用途では中古PCや型落ちモデルはおすすめしません。

デザインソフトウェアの要求スペックは年々上昇しており、数年前のハイエンドモデルでも、現在のミドルクラスに劣る性能しか発揮できない場合があるのです。

また、中古PCは保証が短いか存在しない場合が多く、故障時の対応が困難になります。

プロとして業務を行う上で、PCのダウンタイムは収入に直結するため、新品で保証のしっかりしたモデルを選ぶべきでしょう。

どうしても予算が限られている場合は、型落ちの新品在庫を狙うのが現実的な選択肢になります。

ゲーミングPCをデザイン用途に使えるか

ゲーミングPCは、グラフィックデザイン用途にも充分に使用できます。

むしろ、高性能なCPUとGPUを搭載したゲーミングPCは、動画編集や3Dレンダリングなど、重い処理を行う際に優れたパフォーマンスを発揮するのです。

ただし、ゲーミングPCはRGBライティングや派手なデザインのケースが多く、オフィスや自宅の作業スペースに馴染まない場合があります。

また、ゲーミングPCは冷却ファンの回転数が高く設定されている場合があり、静音性を重視するデザイナーには向かないかもしれません。

BTOパソコンショップでは、ゲーミングモデルとクリエイターモデルの両方を提供していることが多いため、用途に応じて選択するとよいでしょう。

電源ユニットの容量はどれくらい必要か

電源ユニットの容量は、搭載するパーツの消費電力によって決まります。

Core Ultra 7とGeForce RTX5070Tiを搭載した構成であれば、650Wの電源ユニットで充分に動作します。

ただし、将来的により高性能なGPUへのアップグレードを考えているなら、750W以上の電源ユニットを選んでおくと安心でしょう。

電源ユニットは、80 PLUS認証のグレードも重要で、Gold以上の認証を取得したモデルを選ぶことで、電力効率が良く、発熱も抑えられます。

電源ユニットは地味なパーツですが、PC全体の安定性を左右する重要な要素なので、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。

4Kモニターは必須か

4Kモニターは、高解像度の写真編集や、細かいディテールを扱う作業において大きなメリットがあります。

ただし、必須というわけではありません。

WQHDモニターでも、多くのデザイン作業は快適に行えますし、4Kモニターと比較して価格も抑えられます。

4Kモニターを選ぶ場合は、27インチ以上のサイズを選ぶことで、テキストやアイコンが小さくなりすぎず、快適に作業できるでしょう。

また、4K表示を快適に行うには、GeForce RTX5060Ti以上のGPUが必要になることも考慮すべきです。

予算に余裕があり、高解像度での作業が多い方には4Kモニターをおすすめしますが、そうでない方はWQHDモニターで充分に満足できるはずです。

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