4Kゲーミングに必要なスペックとは
グラフィックボードが性能の9割を決める
4K解像度でゲームを快適にプレイするには、グラフィックボードの性能が最も重要になります。
フルHDの4倍もの画素数を処理する必要があるため、中途半端なスペックでは満足のいくフレームレートを得ることができません。
4K環境では最低でもGeForce RTX5070Ti以上、またはRadeon RX 9070XT以上のグラフィックボードを選択する必要があります。
GeForce RTX 50シリーズはBlackwellアーキテクチャを採用し、第4世代RTコアと第5世代Tensorコアにより、レイトレーシング性能やAI性能を大幅に向上させています。
特にDLSS 4やニューラルシェーダに対応したことで、4K解像度でも高いフレームレートを維持しながら美しい映像を楽しめるようになりました。
一方、Radeon RX 90シリーズはRDNA 4アーキテクチャとTSMC 4nm製造により、3rd世代レイトレ加速器と2nd世代AIアクセラレータを搭載し、FSR 4という機械学習ベースのアップスケーリング技術を独占サポートしています。
予算に余裕があるならGeForce RTX5080やRTX5090を選択することで、レイトレーシングを有効にした状態でも60fps以上を安定して維持できるでしょう。
コストパフォーマンスを重視するならGeForce RTX5070TiやRTX5060Ti、Radeon RX 9070XTあたりが狙い目。
最新グラフィックボード(VGA)性能一覧
| GPU型番 | VRAM | 3DMarkスコア TimeSpy |
3DMarkスコア FireStrike |
TGP | 公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5090 | 32GB | 49153 | 101884 | 575W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5080 | 16GB | 32456 | 78034 | 360W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 XT | 16GB | 30439 | 66727 | 304W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7900 XTX | 24GB | 30361 | 73389 | 355W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 Ti | 16GB | 27421 | 68895 | 300W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 | 16GB | 26758 | 60209 | 220W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 | 12GB | 22158 | 56772 | 250W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7800 XT | 16GB | 20109 | 50458 | 263W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 16GB | 16718 | 39353 | 145W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 16146 | 38181 | 180W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 16007 | 37958 | 180W | 公式 | 価格 |
| Arc B580 | 12GB | 14778 | 34903 | 190W | 公式 | 価格 |
| Arc B570 | 10GB | 13874 | 30844 | 150W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 | 8GB | 13328 | 32345 | 145W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7600 | 8GB | 10925 | 31727 | 165W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 4060 | 8GB | 10752 | 28571 | 115W | 公式 | 価格 |
CPUは高解像度ほどボトルネックになりにくい
4K解像度でのゲーミングにおいて、CPUの重要度はフルHDと比較すると相対的に低くなります。
高解像度になるほどグラフィックボードへの負荷が増大し、CPUの処理待ちが発生しにくくなるためです。
とはいえ、最新のゲームタイトルは物理演算やAI処理でCPUパワーを要求するものも増えており、バランスの取れた構成が求められます。
Intel Core Ultra 7 265KまたはAMD Ryzen 7 9700X以上のCPUを選択しておけば、4Kゲーミングで困ることはまずありません。
Core Ultra 200シリーズは最新アーキテクチャ「Lion Cove」と「Skymont」のチップレット構成を採用し、NPUを統合することでAI処理を強化しています。
性能効率重視の設計により発熱抑制と静音化を達成しているのも魅力的。
AMD Ryzen 9000シリーズはZen5アーキテクチャを採用し、DDR5-5600とPCIe 5.0に対応しています。
特にX3Dモデルは3D V-Cacheを搭載しており、ゲーミング性能において圧倒的な優位性を持っています。
Ryzen 7 9800X3DやRyzen 9 9950X3Dは、フレームレートを最大限引き出したい方に最適な選択肢といえるでしょう。
配信や動画編集も同時に行いたい場合は、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950Xといったハイエンドモデルを検討した方がいいでしょう。
マルチスレッド性能が高く、ゲームプレイ中のエンコード処理もスムーズに行えます。
最新CPU性能一覧
| 型番 | コア数 | スレッド数 | 定格クロック | 最大クロック | Cineスコア (マルチ) |
Cineスコア (シングル) |
公式URL | 価格com |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 285K | 24 | 24 | 3.20GHz | 5.70GHz | 43472 | 2466 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9950X | 16 | 32 | 4.30GHz | 5.70GHz | 43223 | 2269 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9950X3D | 16 | 32 | 4.30GHz | 5.70GHz | 42245 | 2260 | 公式 | 価格 |
| Core i9-14900K | 24 | 32 | 3.20GHz | 6.00GHz | 41531 | 2358 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7950X | 16 | 32 | 4.50GHz | 5.70GHz | 38974 | 2078 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7950X3D | 16 | 32 | 4.20GHz | 5.70GHz | 38897 | 2049 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265K | 20 | 20 | 3.30GHz | 5.50GHz | 37651 | 2356 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265KF | 20 | 20 | 3.30GHz | 5.50GHz | 37651 | 2356 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 9 285 | 24 | 24 | 2.50GHz | 5.60GHz | 36006 | 2198 | 公式 | 価格 |
| Core i7-14700K | 20 | 28 | 3.40GHz | 5.60GHz | 35864 | 2235 | 公式 | 価格 |
| Core i9-14900 | 24 | 32 | 2.00GHz | 5.80GHz | 34097 | 2209 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9900X | 12 | 24 | 4.40GHz | 5.60GHz | 33230 | 2238 | 公式 | 価格 |
| Core i7-14700 | 20 | 28 | 2.10GHz | 5.40GHz | 32859 | 2102 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 9900X3D | 12 | 24 | 4.40GHz | 5.50GHz | 32747 | 2194 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 9 7900X | 12 | 24 | 4.70GHz | 5.60GHz | 29546 | 2040 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265 | 20 | 20 | 2.40GHz | 5.30GHz | 28825 | 2157 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 7 265F | 20 | 20 | 2.40GHz | 5.30GHz | 28825 | 2157 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 245K | 14 | 14 | 3.60GHz | 5.20GHz | 25704 | 0 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 245KF | 14 | 14 | 3.60GHz | 5.20GHz | 25704 | 2176 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 9700X | 8 | 16 | 3.80GHz | 5.50GHz | 23317 | 2213 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 9800X3D | 8 | 16 | 4.70GHz | 5.40GHz | 23305 | 2092 | 公式 | 価格 |
| Core Ultra 5 235 | 14 | 14 | 3.40GHz | 5.00GHz | 21063 | 1860 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 7700 | 8 | 16 | 3.80GHz | 5.30GHz | 19700 | 1938 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 7 7800X3D | 8 | 16 | 4.50GHz | 5.40GHz | 17908 | 1817 | 公式 | 価格 |
| Core i5-14400 | 10 | 16 | 2.50GHz | 4.70GHz | 16206 | 1778 | 公式 | 価格 |
| Ryzen 5 7600X | 6 | 12 | 4.70GHz | 5.30GHz | 15441 | 1982 | 公式 | 価格 |
メモリは32GB以上が必須条件
4K解像度でのゲーミングでは、高解像度テクスチャや大量のゲームデータを扱うため、メモリ容量も重要な要素になります。
16GBでは不足するタイトルが増えてきており、32GB以上のメモリを搭載することが推奨されます。
Intel Core Ultra 200シリーズもAMD Ryzen 9000シリーズもDDR5に対応しているため、新規でPCを構築する際にDDR4を選択する理由はありません。
メモリメーカーはMicron（Crucial）、GSkill、Samsungあたりが信頼性と性能のバランスに優れています。
配信や動画編集、3D制作なども行う予定があるなら64GBへの増設も視野に入れておくとよいかと思います。
グラフィックボードの選び方
GeForce RTX 50シリーズの特徴と選択基準
GeForce RTX 50シリーズは4Kゲーミングにおいて最も人気の高いグラフィックボードシリーズです。
Blackwellアーキテクチャの採用により、前世代と比較して大幅な性能向上を実現しています。
最大1.8TB/sの高速帯域を実現するGDDR7メモリとPCIe 5.0、DisplayPort 2.1b対応により、4K解像度はもちろん8K解像度でのゲーミングにも対応できる性能を持っています。
RTX5090は最高峰のゲーミング体験を求める方向けのモデルで、レイトレーシングを最高設定にしても4K解像度で100fps以上を狙えるパワーを持っています。
RTX5080は性能と価格のバランスが取れたハイエンドモデルで、ほとんどのゲームタイトルで4K/60fps以上を安定して維持できます。
コストパフォーマンスを重視するならRTX5070TiまたはRTX5060Tiが最適な選択になります。
RTX5070Tiは4K解像度でも多くのタイトルで快適なプレイが可能で、DLSS 4を活用すればさらに高いフレームレートを実現できます。
RTX5060Tiは4K入門機として優秀で、設定を調整すれば十分に実用的なフレームレートを得られるでしょう。
DLSS 4の存在は4Kゲーミングにおいて非常に大きなアドバンテージです。
Radeon RX 90シリーズという選択肢
Radeon RX 90シリーズはRDNA 4アーキテクチャとTSMC 4nm製造により、優れた電力効率と性能を両立しています。
3rd世代レイトレ加速器と2nd世代AIアクセラレータを搭載し、FSR 4という機械学習ベースのアップスケーリング技術を独占サポートしているのが大きな特徴です。
RX 9070XTは4K解像度でのゲーミングに十分な性能を持ち、GeForce RTX5070Tiと競合する位置づけのモデルです。
価格面でやや有利な場合が多く、コストパフォーマンスを重視する方には魅力的な選択肢になるでしょう。
RX 9070とRX 9060XTは4K入門機として適しており、設定を調整することで快適なゲーミング体験を提供します。
FSR 4はGeForceのDLSS 4に対抗する技術として注目されており、対応タイトルでは大幅なフレームレート向上が期待できます。
ただし対応タイトル数ではDLSSに劣る部分もあるため、プレイしたいゲームがどちらの技術に対応しているかを確認しておくことが重要です。
DisplayPort 2.1aとHDMI 2.1bに対応しているため、最新のゲーミングモニターとの接続にも問題ありません。
GDDR6メモリとPCIe 5.0対応により、4K解像度での高速なデータ転送を実現しています。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT R64Q
| 【ZEFT R64Q スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5080 (VRAM：16GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) |
| ケース | クーラーマスター MasterBox CM694 TG |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7 |
| 電源ユニット | 1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (FSP製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60RR
| 【ZEFT R60RR スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX3050 (VRAM：6GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | DeepCool CH510 ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58M
| 【ZEFT Z58M スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5050 (VRAM：8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Okinos Mirage 4 ARGB Black |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55G
| 【ZEFT Z55G スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060Ti (VRAM：8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
4K解像度別の推奨グラフィックボード
自分のプレイスタイルに合わせた適切な選択が重要になってくるわけです。
| 目標フレームレート | 画質設定 | 推奨グラフィックボード |
|---|---|---|
| 60fps | 高設定 | RTX5060Ti / RX 9060XT |
| 60fps | 最高設定+レイトレ | RTX5070Ti / RX 9070XT |
| 120fps | 高設定 | RTX5070Ti / RX 9070XT |
| 120fps | 最高設定+レイトレ | RTX5080 |
| 144fps以上 | 最高設定+レイトレ | RTX5090 |
競技性の高いFPSやバトルロイヤルゲームで高フレームレートを維持したい場合は、RTX5080以上を選択することをおすすめします。
一方、シングルプレイのRPGやアドベンチャーゲームを美しいグラフィックで楽しみたいという方なら、RTX5070TiやRX 9070XTでも十分に満足できるはず。
CPUとマザーボードの選び方
Intel Core Ultra 200シリーズの特徴
NPUを統合することでAI処理を強化しており、今後のゲームやアプリケーションでの活用が期待されています。
Core Ultra 7 265Kは4Kゲーミング用途において最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
ゲーミング性能とマルチスレッド性能のバランスが良く、配信や動画編集も快適にこなせます。
内蔵グラフィック機能が不要ならKF付きモデルを選ぶことで価格を抑えられますね。
Core Ultra 9 285Kはハイエンド志向の方向けで、重いマルチタスク処理や本格的なコンテンツ制作にも対応できる性能を持っています。
ゲーム配信しながら動画編集のエンコードを走らせたりするかもしれません。
そんな使い方を想定しているなら、このクラスのCPUを選んでおくと安心です。
Core Ultra 5 235は予算を抑えたい方向けの選択肢で、4Kゲーミングにおいてもボトルネックになることは少ないでしょう。
ただしコア数が少ないため、マルチタスク性能ではCore Ultra 7に劣ります。
ゲーム専用機として割り切るなら十分な性能を持っています。
AMD Ryzen 9000シリーズの特徴
DDR5-5600と28レーンのPCIe 5.0に対応し、RDNA 2統合GPUを搭載しているのも特徴です。
内蔵AIアクセラレーションにより、今後のAI活用ゲームやアプリケーションでの性能向上が期待できます。
Ryzen 7 9800X3Dは4Kゲーミングにおいて最高のパフォーマンスを発揮するCPUとして高い人気を誇っています。
3D V-Cacheを搭載することで、ゲーミング性能が大幅に向上しており、フレームレートを最大限引き出したい方には最適な選択肢。
正直ここまでゲーミング性能が高いとは思っていませんでした。
Ryzen 7 9700Xはコストパフォーマンスに優れたミドルハイモデルで、4Kゲーミングに必要十分な性能を持っています。
発熱も抑えられており、空冷CPUクーラーでも十分に冷却できるのが魅力的。
配信や動画編集もこなせるマルチスレッド性能を備えています。
Ryzen 9 9950X3Dは最高峰のゲーミング性能とマルチスレッド性能を両立したモデルで、妥協したくない方向けの選択肢です。
マザーボード選びのポイント
Intel Core Ultra 200シリーズならLGA1851ソケット対応のマザーボード、AMD Ryzen 9000シリーズならAM5ソケット対応のマザーボードを選びましょう。
チップセットはIntelならZ890またはB860、AMDならX870EまたはB850あたりが主流です。
また、M.2スロットもPCIe 5.0対応のものが複数あると、将来的なストレージ拡張に便利でしょう。
メモリスロットは4本あるモデルを選んでおくと、後から増設する際に柔軟性が高まります。
拡張性を重視するならATXサイズのマザーボードを、コンパクトなケースに組み込みたいならMicroATXやMini-ITXサイズを選択することになります。
ただしサイズが小さくなるほど拡張スロットやM.2スロットの数が減るため、将来的な拡張計画も考慮して選ぶべきです。
| CPU | 対応ソケット | 推奨チップセット | メモリ規格 |
|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 285K | LGA1851 | Z890 | DDR5-5600 |
| Core Ultra 7 265K | LGA1851 | Z890 / B860 | DDR5-5600 |
| Core Ultra 5 235 | LGA1851 | B860 | DDR5-5600 |
| Ryzen 9 9950X3D | AM5 | X870E | DDR5-5600 |
| Ryzen 7 9800X3D | AM5 | X870E / B850 | DDR5-5600 |
| Ryzen 7 9700X | AM5 | B850 | DDR5-5600 |
メモリとストレージの選び方
DDR5メモリの容量と速度
4Kゲーミング環境では32GB以上のメモリ容量が推奨されます。
最新のAAAタイトルでは高解像度テクスチャや大量のゲームデータを扱うため、16GBでは不足する場面が増えてきているのが現状です。
配信や動画編集も行うなら64GBへの増設も検討した方がいいでしょう。
DDR5-5600規格が現在の主流で、Intel Core Ultra 200シリーズもAMD Ryzen 9000シリーズも標準でサポートしています。
より高速なDDR5-6000やDDR5-6400といった規格もありますが、ゲーミング性能への影響は限定的なため、コストパフォーマンスを考えるとDDR5-5600で十分といえます。
メモリメーカーはMicron（Crucial）、GSkill、Samsungあたりが信頼性と性能のバランスに優れており、BTOパソコンでもこれらのメーカーを選択できるショップを選ぶことをおすすめします。
メモリは相性問題が発生することもあるため、マザーボードメーカーの互換性リストを確認しておくと安心です。
デュアルチャネル構成が基本なので、16GB×2枚で32GB、32GB×2枚で64GBという構成が一般的になります。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R66F
| 【ZEFT R66F スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM：8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Okinos Mirage 4 ARGB Black |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61BY
| 【ZEFT R61BY スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9950X3D 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | LianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様 |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M Pro-A WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60RL
| 【ZEFT R60RL スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | LianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様 |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M Pro-A WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R66H
| 【ZEFT R66H スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM：8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Okinos Mirage 4 ARGB Black |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60AF
| 【ZEFT R60AF スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM：8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake Versa H26 |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
SSDの選択基準
PCIe Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を実現していますが、発熱が非常に高いため大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になってきます。
価格も高いため、コストパフォーマンスを重視するならまだPCIe Gen.4 SSDを選択するのが賢明です。
予算に余裕があるなら4TBを選んでおくと、ストレージ容量を気にせずゲームをインストールできて快適です。
SSDメーカーはWD（WESTERN DIGITAL）、Crucial、キオクシアあたりが人気で、これらのメーカーを選択できるBTOパソコンショップを選ぶことをおすすめします。
安価な無名メーカーのSSDは耐久性や速度に問題がある場合もあるため、信頼性の高いメーカーを選んでおく方が安心でしょう。
システムドライブには高速なPCIe Gen.5 SSDを、ゲーム用ドライブにはコストパフォーマンスに優れたPCIe Gen.4 SSDを選ぶという使い分けもできます。
冷却システムの選び方
CPUクーラーの種類と選択基準
Core Ultra 200シリーズとRyzen 9000シリーズは前世代と比較して発熱が抑制されており、空冷CPUクーラーでも十分に冷却できるようになっています。
ただし、ハイエンドモデルや高負荷時の安定性を重視するなら、水冷CPUクーラーも選択肢に入ってきますね。
空冷CPUクーラーはメンテナンスフリーで信頼性が高く、価格も手頃なのが魅力です。
大型のタワー型クーラーなら、ハイエンドCPUでも十分に冷却できる性能を持っています。
水冷CPUクーラーは冷却性能が高く、静音性にも優れているのが特徴です。
DEEPCOOL、Corsair、NZXTといったメーカーが人気で、240mmや280mm、360mmといったラジエーターサイズから選択できます。
ラジエーターサイズが大きいほど冷却性能は高くなりますが、ケースに収まるかどうかを確認する必要があります。
Core Ultra 7 265KやRyzen 7 9700Xクラスなら空冷CPUクーラーで十分ですが、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dといったハイエンドモデルでは、240mm以上の水冷CPUクーラーを選んでおくと安心です。
ケースのエアフローと冷却効率
4Kゲーミング環境では高性能なグラフィックボードとCPUを搭載するため、ケース内の熱がこもりやすくなります。
適切なエアフローを確保することが、システム全体の安定性と寿命に直結してくるわけです。
2面または3面が強化ガラス製のピラーレスケースが人気で、見た目の美しさと冷却性能を両立しています。
NZXT、Lian Li、Antecといったメーカーが人気で、デザイン性の高い木製パネルやフロントパネルに高級木材を使用したケースも注目を集めています。
Fractal Design、Corsair、Lian Liあたりが木製パネルケースで人気のメーカーです。
スタンダードな側面1面が強化ガラス製でエアフローに優れたケースも根強い人気があります。
DEEPCOOL、COOLER MASTER、Thermaltakeといったメーカーが定番で、実用性重視の方にはこちらがおすすめ。
RGBライティングを楽しみたいなら、Corsair、ASUS、Fractal DesignのRGBゲーミングケースも選択肢に入ってきます。
電源ユニットの選び方
必要な電源容量の計算方法
グラフィックボードとCPUの消費電力を合計し、それに50%程度の余裕を持たせた容量を選ぶのが基本です。
GeForce RTX5090を搭載する場合は1000W以上、RTX5080なら850W以上、RTX5070TiやRTX5060Tiなら750W以上の電源ユニットを選択することをおすすめします。
Radeon RX 9070XTなら750W以上、RX 9070やRX 9060XTなら650W以上が目安になるでしょう。
電源ユニットの効率規格は80 PLUS認証で表され、Bronze、Silver、Gold、Platinum、Titaniumといったグレードがあります。
4Kゲーミング用途では80 PLUS Gold以上を選択することが推奨されます。
モジュラー式の電源ユニットを選ぶと、必要なケーブルだけを接続できるため、ケース内の配線がすっきりして見た目も良くなります。
エアフローの改善にもつながるため、特にガラスパネルのケースを使用する場合は見た目の美しさという点でもメリットがありますね。
信頼性の高い電源メーカー
電源ユニットはシステム全体の安定性を左右する重要なパーツで、品質の低い製品を選ぶとシステムの不安定化や故障の原因になります。
Corsair、Seasonic、EVGA、Thermaltake、Antecといった信頼性の高いメーカーを選ぶことが重要です。
保証期間も重要な選択基準で、5年以上の保証が付いている製品を選ぶと安心でしょう。
高品質な電源ユニットは10年保証が付いているものもあり、長期的な使用を考えると初期投資は高くても結果的にコストパフォーマンスに優れることになります。
PCIe 5.0対応の12VHPWRコネクタを搭載した電源ユニットを選ぶと、最新のグラフィックボードとの接続がスムーズです。
変換ケーブルを使用する必要がなく、配線もすっきりするため、見た目の美しさという点でもメリットがあります。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60FA
| 【ZEFT R60FA スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5080 (VRAM：16GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7 |
| 電源ユニット | 1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (FSP製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Pro |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CYA
| 【ZEFT R60CYA スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) SSD SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) |
| ケース | NZXT H9 FLOW RGB ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White |
| マザーボード | AMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE |
| 電源ユニット | 1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (FSP製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CS
| 【ZEFT R60CS スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7 |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XY
| 【ZEFT Z55XY スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) |
| ケース | CoolerMaster HAF 700 EVO 特別仕様 |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | intel Z890 チップセット ASRock製 Z890 Steel Legend WiFi |
| 電源ユニット | 1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (FSP製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61D
| 【ZEFT R61D スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM：12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
BTOパソコンと完成品の選び方
BTOパソコンのメリットとカスタマイズポイント
4Kゲーミング用途では、グラフィックボードとCPUを重点的にカスタマイズし、メモリとストレージも適切な容量を選択することが重要になってきます。
BTOパソコンを選ぶ際は、グラフィックボードとCPUの組み合わせが適切かどうかを確認することが最も重要です。
高性能なグラフィックボードに対してCPUが貧弱だとボトルネックが発生し、逆にCPUが高性能でもグラフィックボードが貧弱だと4K解像度で快適にプレイできません。
バランスの取れた構成を選ぶことが大切です。
メモリは32GB以上を選択し、ストレージは2TB以上のSSDを選ぶことをおすすめします。
CPUクーラーもDEEPCOOL、サイズ、Noctua、Corsair、NZXTといった人気メーカーを選択できるショップを選びましょう。
ケースも重要な選択要素で、ピラーレスケースや木製パネルケース、RGBゲーミングケースなど、自分の好みに合わせて選択できます。
NZXT、Lian Li、Antec、Fractal Design、Corsair、ASUS、DEEPCOOL、COOLER MASTER、Thermaltakeといった人気メーカーのケースを選択できるショップがおすすめです。
完成品ゲーミングPCの選び方
ただし、カスタマイズの自由度は低いため、自分の用途に完全に合致した構成を選ぶのは難しい場合もあります。
4Kゲーミング向けの完成品を選ぶ際は、グラフィックボードがGeForce RTX5070Ti以上、またはRadeon RX 9070XT以上を搭載しているモデルを選択することが重要です。
CPUはCore Ultra 7 265K以上、またはRyzen 7 9700X以上、メモリは32GB以上、ストレージは2TB以上のSSDを搭載しているモデルが理想的でしょう。
保証期間やサポート体制も重要な選択基準になります。
国内メーカーの完成品は手厚いサポートが受けられることが多く、初心者には安心感があります。
一方、海外メーカーの製品は価格が安い傾向にありますが、サポートの質や対応速度には差があることを理解しておく必要があります。
レビューや評判を確認することも重要で、実際に使用しているユーザーの声を参考にすることで、カタログスペックだけでは分からない情報を得ることができます。
冷却性能や騒音レベル、ケースの作りの良さなど、実際に使ってみないと分からない部分も多いため、購入前にしっかりと情報収集することをおすすめします。
モニターとの組み合わせ
4Kゲーミングモニターの選び方
4Kゲーミング環境を構築するには、適切なモニターの選択も重要です。
リフレッシュレートは144Hz以上のモデルを選ぶことをおすすめします。
60Hzモニターでも4K解像度でのゲームプレイは可能です�、せっかく高性能なグラフィックボードを搭載しているなら、高リフレッシュレートの恩恵を受けない手はありませんね。
競技性の高いゲームをプレイするなら、240Hz対応モニターも選択肢に入ってきます。
パネルタイプはIPSパネルが色再現性と視野角に優れており、美しいグラフィックを楽しみたい方に最適です。
応答速度を重視するならTNパネルやVAパネルも選択肢になりますが、最近のIPSパネルは応答速度も改善されており、ゲーミング用途でも十分に実用的な性能を持っています。
HDR対応モニターを選ぶと、対応ゲームでより美しい映像表現を楽しめます。
G-SyncとFreeSyncの違い
G-SyncはNVIDIA製グラフィックボード専用の可変リフレッシュレート技術で、画面のティアリングやスタッタリングを防ぐことができます。
GeForce RTX 50シリーズを搭載する場合は、G-Sync対応モニターを選ぶことで、より滑らかなゲーミング体験が得られるでしょう。
FreeSyncはAMD製グラフィックボード向けの技術ですが、最近ではNVIDIA製グラフィックボードでも互換性があるモニターが増えています。
Radeon RX 90シリーズを搭載する場合は、FreeSync対応モニターを選ぶのが基本ですが、G-Sync Compatibleの認証を受けたFreeSyncモニターなら、GeForceでも問題なく使用できます。
特に4K解像度では常に高いフレームレートを維持するのが難しいため、可変リフレッシュレート技術の恩恵は大きいといえます。
予算別の推奨構成
20万円台の4Kゲーミング入門構成
予算を抑えて4Kゲーミング環境を構築したい場合、20万円台でも十分に実用的な構成を組むことができます。
メモリは32GB、ストレージは1TBのPCIe Gen.4 SSDを選択し、CPUクーラーは空冷タイプで十分でしょう。
電源ユニットは650W以上の80 PLUS Gold認証モデルを選んでおけば、安定した動作が期待できます。
ケースはスタンダードなミドルタワーケースを選ぶことで、コストを抑えつつ十分な拡張性を確保できます。
この構成では最高設定でのプレイは難しい場合もありますが、設定を調整することで多くのゲームタイトルで快適なプレイが可能です。
DLSS 4やFSR 4を活用すれば、さらに高いフレームレートを実現できるでしょう。
| パーツ | 推奨スペック |
|---|---|
| グラフィックボード | RTX5060Ti / RX 9060XT |
| CPU | Core Ultra 5 235 / Ryzen 5 9600 |
| メモリ | DDR5-5600 32GB |
| ストレージ | PCIe Gen.4 SSD 1TB |
| 電源 | 650W 80 PLUS Gold |
30万円台のバランス重視構成
グラフィックボードはGeForce RTX5070TiまたはRadeon RX 9070XT、CPUはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xを選択することで、ほとんどのゲームタイトルで高設定以上でのプレイが可能になります。
メモリは32GB、ストレージは2TBのPCIe Gen.4 SSDを選択し、CPUクーラーは240mm水冷または大型空冷タイプを選ぶことで、冷却性能と静音性を両立できます。
電源ユニットは750W以上の80 PLUS Gold認証モデルを選んでおけば、将来的なアップグレードにも対応できるでしょう。
ケースはピラーレスケースや木製パネルケースなど、デザイン性の高いモデルを選択する余裕もあります。
この価格帯なら、見た目にもこだわった構成を組むことができますね。
配信や動画編集も快適にこなせる性能を持っているため、ゲーム以外の用途でも活躍してくれます。
| パーツ | 推奨スペック |
|---|---|
| グラフィックボード | RTX5070Ti / RX 9070XT |
| CPU | Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X |
| メモリ | DDR5-5600 32GB |
| ストレージ | PCIe Gen.4 SSD 2TB |
| 電源 | 750W 80 PLUS Gold |
40万円以上のハイエンド構成
予算に余裕があるなら、妥協のないハイエンド構成を組むことができます。
グラフィックボードはGeForce RTX5080またはRTX5090を選択し、CPUはCore Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3Dを搭載することで、4K解像度で最高設定+レイトレーシングを有効にしても高いフレームレートを維持できます。
メモリは64GB、ストレージはシステム用に1TBのPCIe Gen.5 SSD、ゲーム用に4TBのPCIe Gen.4 SSDという構成にすることで、速度と容量を両立できます。
CPUクーラーは360mm水冷を選択し、冷却性能を最大限確保しましょう。
電源ユニットは1000W以上の80 PLUS Platinum認証モデルを選んでおけば、安定性と効率性を両立できます。
ケースはNZXTやLian Liのピラーレスケース、Fractal Designの木製パネルケースなど、最高級のモデルを選択できます。
RGBライティングにこだわるなら、CorsairやASUSのRGBゲーミングケースも魅力的な選択肢。
極上の4Kゲーミング体験を楽しみたいなら、これ一択。
| パーツ | 推奨スペック |
|---|---|
| グラフィックボード | RTX5080 / RTX5090 |
| CPU | Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D |
| メモリ | DDR5-5600 64GB |
| ストレージ | PCIe Gen.5 SSD 1TB + Gen.4 SSD 4TB |
| 電源 | 1000W 80 PLUS Platinum |
将来のアップグレード計画
拡張性を考慮したパーツ選び
マザーボードは拡張スロットやM.2スロットが豊富なモデルを選び、電源ユニットは現在の構成よりも余裕のある容量を選んでおくことで、後からグラフィックボードやストレージを追加する際にスムーズに対応できます。
メモリスロットが4本あるマザーボードを選んでおけば、最初は16GB×2枚で32GBにしておき、後から16GB×2枚を追加して64GBにするという拡張が可能です。
ただし、メモリの増設は相性問題が発生する可能性もあるため、最初から必要な容量を搭載しておく方が安定性という面では有利でしょう。
ミドルタワー以上のサイズを選んでおけば、ほとんどのパーツを問題なく搭載できるでしょう。
次世代規格への対応
PCIe 5.0対応のマザーボードと電源ユニットを選んでおくことで、次世代のグラフィックボードやSSDにも対応できます。
現時点ではPCIe 5.0の恩恵を最大限受けられるパーツは限られていますが、今後登場する製品では標準的な規格になっていくことが予想されています。
DDR5メモリも今後さらに高速化が進むことが予想されており、DDR5-6000やDDR5-6400といった規格が主流になる可能性があります。
4K/240Hzや8K/60Hzといった高解像度・高リフレッシュレート環境が一般化する日も近いかもしれません。
よくある質問
4KゲーミングにはどれくらいのVRAMが必要ですか
最低でも12GB以上、できれば16GB以上のVRAMを搭載したグラフィックボードを選択することをおすすめします。
GeForceとRadeonはどちらが4Kゲーミングに適していますか
GeForceはDLSS 4やレイトレーシング性能に優れており、対応タイトルも多いのが特徴です。
プレイしたいゲームがどちらの技術に対応しているかを確認し、自分の予算と用途に合わせて選択するのが最適な方法といえるでしょう。
BTOパソコンと自作PCはどちらがおすすめですか
初心者にはBTOパソコンをおすすめします。
メーカーが動作確認済みの構成を提供しているため、相性問題や初期不良のリスクが低く、保証やサポートも充実しています。
BTOパソコンでも十分なカスタマイズが可能なので、パーツの知識に自信がない方はBTOパソコンを選択した方が安心でしょう。
4Kゲーミングで配信も行いたい場合の推奨スペックは
4K解像度でゲームをプレイしながら配信を行う場合、CPUとグラフィックボードの両方に高い性能が求められます。
CPUはCore Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3D以上、グラフィックボードはGeForce RTX5080以上を選択することをおすすめします。
メモリは64GB搭載しておくと、配信ソフトウェアやブラウザを同時に起動しても余裕を持って動作します。
4Kゲーミングモニターは何インチが最適ですか
27インチは画素密度が高く、シャープな映像を楽しめますが、文字が小さく感じる場合もあります。
32インチは画面が大きく見やすいですが、視線の移動が大きくなるため、競技性の高いゲームでは不利になる可能性があります。
電源ユニットの容量はどれくらい余裕を持たせるべきですか
例えば、グラフィックボードとCPUの合計消費電力が500Wの場合、750W以上の電源ユニットを選択するのが理想的です。
また、将来的にグラフィックボードをアップグレードする際にも、電源ユニットを交換する必要がなくなるため、長期的に見てもコストパフォーマンスに優れています。